テレビ朝日の人気バラエティ番組「アメトーーク!」でTVerオリジナル企画として配信が始まった「それぞれの離婚芸人」が、放送前から予期せぬ展開に見舞われていたことが明らかになりました。この企画の配信延期には、インパルス堤下敦氏の突然の再婚発表と、とろサーモン久保田かずのぶ氏の疑惑が深く関わっていました。
インパルス堤下の「離婚歴」と「度重なる不祥事」
この企画の出演者の一人であるインパルス堤下敦氏は、結婚歴7年、離婚から7年という経歴を持つ芸人です。彼は、最初の謹慎と同時に離婚を経験したと説明しています。また、過去には車関連の不祥事で度々活動を自粛しており、「込みで2発(の自粛)をやっている」と話しました。これに対し、共演者の藤本敏史氏が「3発じゃん?」と指摘すると、堤下氏は「事故自体は3発だが、謹慎と自粛というセットでは2度」と独自ルールを明かし、スタジオを沸かせました。
企画配信延期の背景:久保田かずのぶの「オンカジ疑惑」
番組の収録は2月初旬に行われ、本来であれば3月からの配信が予定されていました。しかし、この配信計画は突如延期されることになります。その原因となったのが、共演者であるとろサーモン久保田かずのぶ氏に浮上した「オンカジ(オンラインカジノ)疑惑」でした。この疑惑が番組のイメージに影響を与えることを懸念し、配信が一時見送られる事態となりました。
アメトーーク!MCを務める蛍原徹。企画の延期と堤下の再婚発表について説明を求める様子。
堤下の「再婚発表」が引き起こした「企画潰し」の波紋
久保田氏の疑惑による延期が続く中、5月になってインパルス堤下氏が一般人女性との再婚を発表しました。この出来事が、企画にさらなる混乱をもたらします。「それぞれの離婚芸人」というテーマで収録された企画において、出演者の一人が再婚したことは、まさに「企画潰し」とも取れる行動でした。MCの蛍原徹氏は、この状況に「これ、どういうこと?ほんまにややこしくなったんよ。見てる側は『どういうこと?なにこれ?』ってならないか?どちらが悪いのか?」と、堤下氏に責任を追及しました。
蛍原徹への「土下座謝罪」と反省の弁
蛍原氏からの厳しい追及に対し、堤下氏は当初「テーマは離婚をしたことがある芸人ってことだったので」と弁明を試みました。しかし、最終的には「本当にオレが悪いっす」と自身の非を認めました。続けて、彼は「なぜ蛍原さんや(プロデューサーの)加地さんに電話して、結婚の予定があって、離婚芸人の件なんですけど(辞退させてください)…ってことをなぜ言えなかったのか、ずっと反省していて、今日も来るのが怖くて怖くて来たくなかったんですよ。私がすべて悪いです」と述べ、深く頭を下げて土下座し、猛省している様子を見せました。
結び
「アメトーーク!」のTVerオリジナル企画「それぞれの離婚芸人」は、出演者の個人的な事情や不祥事が複雑に絡み合い、配信までに多くの紆余曲折を経ました。今回の騒動は、人気番組の裏側で進行する芸能界の現実と、企画の繊細なバランスを浮き彫りにしました。困難を乗り越え、視聴者に届けられたこの企画は、その背景にあるドラマと共に大きな注目を集めることでしょう。