静岡県沼津市の路上で近くに住む女子大学生、山田未来(みらい)さん(19)が刃物で刺され死亡した事件で、殺人容疑で送検された同じ大学に通う堀藍(ほり・あおい)容疑者(20)が、容疑を認め、山田さんに対し一方的に好意を抱いていたとの趣旨の供述をしていることが2日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、襲撃には包丁が使われ、堀容疑者が同県三島市の自宅から事件当日に持参してきたことも判明。沼津署は襲撃が計画的だった疑いもあるとみて経緯を調べている。
同級生によると、2人はともに三島市にある日本大国際関係学部の2年生で、同じ国際教養学科に所属していた。授業などで顔を合わせていた可能性がある。沼津署は、堀容疑者のスマートフォンを押収しており、通信履歴などの解析を進めている。