埼玉県久喜市は、同市を舞台とする京都アニメーションの代表作「らき☆すた」の登場キャラクターなどを描いたマンホールの蓋を市内4カ所に設置した。「歩きながらマンホールを探す中で街を見てほしい」(下水道施設課)という狙いから、詳細な設置場所は公表していない。「聖地巡礼」のついでに探してみるのも楽しそうだ。
蓋は下水道用と水道制水弁用の計8枚が設置されている。
市によると、「らき☆すた」のキャラクターの柊かがみ、柊つかさが描かれた蓋があるのは鷲宮神社(久喜市鷲宮)の近くという。作中に登場する神社のモデルで、多くのファンが訪れる場所だ。
他に、市商工会のマスコット「来久ちゃん」「しょうぶパン鬼(キ)ー」の蓋がそれぞれJR久喜駅と市菖蒲総合支所(同市菖蒲町)の周辺にある。東武鉄道の南栗橋駅の近くには、同社の社員という設定のキャラクター「栗橋みなみ」の蓋を設置しているそうだ。
この取り組みは、旧鷲宮町など3町との合併10周年を記念したもので、4つの旧市町エリアにそれぞれ2枚ずつを配置した。(内田優作)