ヒルナンデス終了報道、南原清隆の今後は?長寿番組が迎える『世代交代』の波

「今日より、明日がもっと楽しくなる!」をコンセプトに、日本テレビ系で平日昼に放送されている人気バラエティ番組『ヒルナンデス!』に、番組終了の可能性が浮上し、波紋を広げている。発端は6月2日付の「週刊女性PRIME」による報道だ。

日テレ長寿番組、終了検討の背景

「週刊女性PRIME」記事によると、日テレは番組マンネリ化を懸念し、『ヒルナンデス!』(2026年春)と夜の看板番組である『しゃべくり007』(2025年秋)の終了を検討中という。どちらも10年以上続く長寿番組であり、もし実現すれば、日テレの番組編成における大きな変更となることは間違いない。2011年にスタートした『ヒルナンデス!』は、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の南原清隆がMCを務め、グルメ、ファッション、レジャーといった生活情報を扱うバラエティとして親しまれてきた。

相次ぐレギュラー卒業は改編の兆候か

この報道以前にも、『ヒルナンデス!』では番組の今後を示唆するような変化の兆しがあった。今年3月、月曜レギュラーの藤田ニコル、水曜レギュラーの川田裕美、金曜レギュラーのSHELLYら、長年出演したレギュラー陣の卒業が相次いで発表されたのだ。特に8年間出演した藤田、13年間出演したSHELLYといった“古株”メンバーの卒業は、SNSでも番組の将来を案じる声が上がる一因となった。

日本テレビ系『ヒルナンデス!』でMCを務めるウッチャンナンチャン南原清隆氏日本テレビ系『ヒルナンデス!』でMCを務めるウッチャンナンチャン南原清隆氏

MC南原清隆氏の今後への懸念

『ヒルナンデス!』終了報道を受け、X(旧Twitter)などのSNSではMCである南原清隆氏の今後を心配する声が多く見られる。「ヒルナンデスおわったらナンちゃんの仕事なくなるじゃん」「南原これからどうすんの」といったコメントだ。ウッチャンナンチャンは内村光良と南原によって結成され、2024年に揃って還暦を迎えたベテランコンビだ。内村は『世界の果てまでイッテQ!』、南原は『ヒルナンデス!』と個別のMC番組を持ち安定していたが、メインの『ヒルナンデス!』が終了となれば影響は大きい。かつてコンビでMCを務めたTBS系の特番『イロモネア』が8年ぶりに復活するなど、コンビとしても存在感を示していた矢先の報道だった。

長寿お笑いコンビを取り巻く環境の変化

ウッチャンナンチャンがコンビ結成41周年を迎える中、近年、他の長寿お笑いコンビも波乱に直面している。ダウンタウンの松本人志氏は性加害疑惑報道を巡る裁判に注力するため活動休止し、コンビのテレビ出演は不透明な状況にある。とんねるずの石橋貴明氏も早期の食道がん治療専念を理由に活動休止を発表し、さらに過去のセクハラ行為も明らかになり謝罪した。コンプライアンス強化と世代交代が進む芸能界で、長年活躍してきたベテラン勢はかつてない転換期に立たされている。『ヒルナンデス!』終了の可能性は、この大きな波がウッチャンナンチャンにも無関係ではないことを示唆している。

まとめ

長寿番組『ヒルナンデス!』の終了検討報道は、テレビ業界の変化とベテランタレントが直面する課題を示唆している。南原清隆氏をはじめ、長年お茶の間を楽しませてきた人々が、この変化の中でどのように活動を続けていくのか、その動向は今後も注目されるだろう。

出典:週刊女性PRIME 他