2日午前の東京株式市場の日経平均株価は反発した。IT関連の銘柄が総じて好調で、上げ幅は一時100円を超えた。ただ新型コロナウイルスの感染者数増加は警戒され、前日終値を挟んで不安定にもみ合う場面もあった。
午前終値は前日終値比144円50銭高の2万2266円23銭。東証株価指数(TOPIX)は11.79ポイント高の1550.40。
コロナ下でもソフトウエアやインターネット通販のサービスは需要が拡大するとの観測から、情報通信株や陸運株の一角が買われた。1日の米株式市場でハイテク銘柄主体のナスダック総合指数終値が過去最高値を更新し、追い風となった。
半面、米国では南部や西部州を中心に感染者数が大きく増え、店舗営業の停止などで流行の抑制を図る動きが広がった。