総務省消防庁は4日、熊本県南部の豪雨被害に対応するため、10県から計約800人の緊急消防援助隊が熊本県に出動すると発表した。同日午前の大雨特別警報の発表を受けて、熊本県が消防庁に出動を要請していた。
10県は岡山、広島、愛媛、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島。熊本市消防局が援助隊全体の指揮・調整を担う。
総務省と全国知事会など地方3団体、指定都市市長会は同日「被災市区町村応援職員確保調整本部」を設置した。被害の大きい熊本県芦北町に佐賀県から5人を派遣することを決め、被災自治体ごとにパートナー自治体を割り振る「対口支援」の必要性などを探る。