東京都知事選で再選が確実となった小池百合子氏は5日夜、都内の事務所で報道陣の共同インタビューに応じた。一問一答は以下の通り。
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--この時間(午後8時)の当選確実。どう受け止めているか
「都民の皆さま方にこの4年間の東京大改革を評価いただけたものと大変うれしく思うとともに、さらなる重責をひしと感じている。ご支持ご支援、ありがとうございました」
コロナにしっかりと対応
--コロナ対策が求められる中での選挙戦だった
「なによりも、今、普通ですとこういうときは万歳するものですが、まだコロナ禍の真っただ中でございます。万歳という気持ちにはなかなかなりにくい。というか、これからも緊張感をもって、厳しい状況にあるコロナにしっかりと対応していきたい。また、コロナの影響で本来ですと、私自身、街頭演説などを行って皆さんと握手を交わして、できるだけ接触することが、これまで重ねてきた方法だが、今回、全く違いまして、第一声からオンライン。そして最後の瞬間までオンライン。しかし発見もあった。新しい日常の中での新しい選挙が展開できたと思う」
--今後のコロナ対策。感染者が増えている。この状況をどう受け止めているか
「3月、4月のころ、非常に増えた時期と同じような山のように見えるかもしれません。ただ最近は、予防的に、集団で検査を受けていただく方がいらっしゃる。そしていわゆる『夜の街』の方々がそういう対応をとっていただいている。さらには高齢者や既往症の方々、重症化しやすいところですが、20~30代の若い方が圧倒的に多い。とはいえリンク(感染経路)が追えない人もいる。たどっていき、ひとつひとつ丁寧に、またしっかりと対応することでまずは感染の拡大を防止する。それから2週間前の結果が今、出ている。改めて都民の皆さんには、基本に戻りながらしっかり気を付けていただく。そしてまた事業者の皆さまもガイドラインを守っている事業者さんはステッカーを貼っている。しっかり対応していることを確認していただいてご利用いただく。利用者側、事業者側、両方で感染を拡大しない、その思いを共有して実践していただきたい」