熊本、被災地に再び雨 道路寸断、各地で孤立





熊本県人吉市で増水した球磨川=6日午前8時25分

 豪雨で甚大な被害が出た熊本県南部は6日、停滞する梅雨前線の影響で雨となった。各地で道路が寸断されて孤立しており、警察や消防、自衛隊は天候をにらみながら、行方不明者の捜索や被災者の救助に当たる。県や市町村は被災状況を調べているが、全容把握には時間がかかりそうだ。

 県などによると、芦北町と人吉市、八代市、津奈木町で計22人の死亡を確認。心肺停止は、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者14人を含む18人で、球磨村や人吉市などで計11人の行方が分かっていない。

 多くの被災地域で電気や水道が使えなかったり、電話が通じなかったりしている。5日午後の時点で、県内14市町村の避難所86カ所に1502人が身を寄せた。



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