米国の北朝鮮担当特別代表を兼務するビーガン国務副長官が9日にも訪日する方向で日米両政府が調整していることが6日、分かった。ビーガン氏は7日から韓国を訪問する予定で、これに合わせて日本でも政府高官らと協議する。日本政府関係者が明らかにした。
北朝鮮が開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を爆破するなど緊迫化する朝鮮半島情勢について、協議するとみられる。日本側は北朝鮮による拉致被害者の早期帰国に向け、米政府の協力を改めて要請する。
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、横田滋さんが先月5日に死去した際、ビーガン氏は遺族に書簡を送り、「横田家の何十年にもわたる闘いは私の心に深く響いた」としていた。