岐阜県は8日、前日夜から降り続いた猛烈な雨の影響で、同日午前11時半現在で避難指示の対象が、下呂市や高山市など6市の計約8万8千世帯、約21万9千人に上ったと明らかにした。人的被害は確認されていない。土砂崩れも相次ぎ、少なくとも約780世帯、2200人以上が孤立状態になったことを確認した。
また国土交通省高山国道事務所は、下呂市の国道41号が、同日午前5時ごろから、脇を流れる飛騨川の増水の影響で、岸ごと崩落したのを、事務所のカメラ映像で確認した。崩落は100メートル以上とみられる。けが人の情報はない。
県によると、下呂市、多治見市、御嵩町、美濃市の4市町で浸水被害が発生。下呂市萩原町中呂では飛騨川が氾濫し、市によると15世帯ほどが床上・床下浸水した。