英女王公邸、公開再開へ コロナ流行、観光収入激減


 英王室は8日、エリザベス女王の公邸として人気の観光地でもあるウィンザー城や、バッキンガム宮殿の一部施設の公開を23日から再開すると発表した。英メディアによると、新型コロナウイルス感染拡大で3月下旬から閉鎖が続き、入場料収入が激減していた。

 英政府はロックダウン(都市封鎖)緩和を進めているが、感染被害は収束せず、死者数は4万人を超えて欧州最多。王室は公開後も混雑を避けるため、入場は指定時間ごとの予約制とし、各回の人数も制限する。

 女王は通常、平日をロンドンのバッキンガム宮殿、週末を首都郊外のウィンザー城で過ごすが、新型コロナ流行後は城内に滞在していた。

 例年は夏季に宮殿内の大広間なども公開してきたが、屋内で社会的距離を確保するのが困難なため見送られた。今回開放されるのは美術品を収めた宮殿のギャラリーなど。 (共同)



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