起業支援のサムライインキュベート(東京都港区)は9日、子会社が運営するベンチャーファンド(基金)「サムライアフリカファンド2号」からナイジェリアの家事代行ベンチャー、エデンライフに出資したと発表した。出資額は非公表。
エデンライフはビジネスマン向けの家事代行サービス。スマートフォン(高機能携帯電話)のアプリを使って、炊事や洗濯、掃除などを依頼する。現地では公共交通機関が十分に発達していないため、道路渋滞が激しく、通勤に2~3時間かかるのが一般的だが、治安の面から気軽に家政婦を雇えないという。サムライインキュベートは安心できる家事代行へのニーズが高いとしてエデンライフへの出資を決断した。
サムライアフリカファンド2号は今年1月に組成。ケニアや南アフリカ、ナイジェリアでの創業初期のベンチャー企業に1社あたり500万~5千万円を投資する。