安倍晋三首相が13日に熊本県内の豪雨災害の被災地を視察する方向で調整に入ったことが11日、分かった。同県球磨村で入所者14人が死亡した特別養護老人ホーム「千寿園」や人吉市の避難所を視察した後、蒲島郁夫知事らと人吉市役所で意見交換する。ただ、天候次第では順延する可能性もあり、直前まで調整を行う考えだ。
首相の被災地視察に関し、菅義偉官房長官は10日の記者会見で「状況を見ながら対応していきたい」と説明していた。当初は11日にも視察を行う方向で検討していたが、現地の受け入れ態勢や天候を考慮して先送りしていた。