香港民主派の予備選初日、目標超える約23万人が投票

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11日、香港の駅頭で予備選への投票を呼び掛ける民主活動家の周庭氏(左端)ら(藤本欣也撮影)

11日、香港の駅頭で予備選への投票を呼び掛ける民主活動家の周庭氏(左端)ら(藤本欣也撮影)

 【香港=藤本欣也】香港の民主派勢力は11日、9月6日の立法会(議会)選に向けて候補者を調整するための予備選を2日間の日程で開始した。予備選を準備してきた香港大の戴耀廷(たいようてい)准教授によると、この日の投票者数は約22万9千人で、2日間の目標だった17万人を1日で超えた。

 香港政府は、予備選について、政権転覆行為などを禁止する「香港国家安全維持法」(国安法)違反の疑いがあると警告していた。

 民主派は前回2016年の立法会選で、定数70のうち30議席を獲得。今回は初の過半数の議席を目指す。有権者であれば投票できる予備選には約50人が出馬。選挙結果を踏まえ、立法会選の候補者を絞り込む。

 しかし、予備選の直前に政府高官が「民主派は立法会選で過半数を制し政府予算案を否決することを呼び掛けている。そのための予備選は国安法違反の疑いがある」と指摘。投票前日の10日には、予備選の投票システムをサポートする民間世論調査会社が警察の家宅捜索を受けた。その影響で11日の投票開始が3時間遅れた。

 この日、女性候補の応援に駆け付けた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏は駅頭で、「この予備選は最後の自由な選挙になるかもしれません」と市民に投票を呼び掛けた。

 新界地区の投票所では、長蛇の列ができていた。「確かに国安法は恐ろしい。でも香港人としての責任は全うしたい」(63歳男性)「ささやかだが、自分の力を示したい」(25歳女性)などの声が聞かれた。

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