国防部と防衛事業庁、変速機の国産化再推進
韓国陸軍の次世代戦車K2黒豹戦車に国産変速機を装着する案が推進される。最初の生産品を検査して性能が立証されれば、本格的に国産変速機が装着されたK2戦車が大量生産される見通しだ。
国防部と防衛事業庁は13日、第6回防衛事業協議会を開き、 K2戦車の国産変速機の国防規格の改正、 K2戦車3次量産計画の樹立前の国産変速機の初生産品検査の推進、年内量産計画の樹立案などについて話し合った。
防衛事業庁は今後、国産変速機の耐久度と初回生産品検査基準を明確にするため、国防規格の改正を推進する。
防衛事業庁は改正された国防規格に従って、最初の生産品検査を実施する予定だ。
検査結果に対して機関別に異見が生じ判定が難しい場合、専門委員で構成された協議体が判断する。
最初の生産品検査の結果は、武器体系獲得の最高意思決定機構である防衛事業推進委員会に報告される。 委員会は国産変速機の適用などを含めたK2戦車3次量産計画を決定する予定だ。
王政弘（ワン·ジョンホン）防衛事業庁長は「変速機は戦車の中核構成品で国産変速機がK2戦車に適用されれば安定的な軍運営維持はもちろん、関連生産誘発、雇用創出、今後の輸出が期待される」とし「今後論争が発生しないように公正な手続きを通じて合理的な意思決定が行われるようにしたい」と述べた。
キム·ユンソク国防部戦力資源管理室長は「軍事力の安定的運用と国内防衛産業の活性化のためには武器体系のプラットフォームだけでなく核心部品と技術の国産化が非常に重要だ」とし「K2戦車に国内開発変速機が適用されれば世界最高水準の国産戦車に生まれ変われる契機になるだろう」と述べた。
K2戦車は外山パワーパック（エンジン+変速）を適用し、03年から体系開発が推進された。 戦車の心臓であるパワーパックまで国産化し、完全な国産戦車に生まれ変わるため、05年から964億ウォン（エンジン488億ウォン+変速機476億ウォン）が投資された。
14年、ドイツと米国に次ぎ、世界で3番目に1500馬力のパワーパック技術が開発された。 K2戦車2次量産から国産パワーパックを適用する予定だった。
しかし、K2戦車2次量産に適用するための国産パワーパック初回生産品検査で、エンジンは国防規格を満たしたが、変速機は規格を満たさなかった。 これを受け、2次量産には国産パワーパックではなく混合パワーパック（国産エンジン+外産変速機）が適用された。
K2戦車は、国防科学研究所が国内独自の技術力で開発した世界トップクラスの戦車だ。 米国のM1A2 SEPやフランスのルクレール、ドイツのレオパードA6EXなど先進国の主力戦車と同等かそれ以上の性能を有していると評価されている。
K2戦車は時速50キロで野地を走る走行能力、深さ4.1メートルの河川を潜水状態で渡る渡河能力、走行中の安全性を保障し車体を制御する懸垂装置、機動中にも弾を速く装填する自動装填装置、標的自動探知·追跡装置、電気式砲塔駆動装置、戦術情報処理装置などを備えている。
韓国の反応
・今度ぜひ変速機完成してパワーパックの国産化完了することを願います!!
・技術力の向上に努めた方々にお祝い申し上げます。本当に、愛国者です
・できる限り全てのものを国産化しろ
・国産化だけが最強戦力を備えることになる
・世界が韓国をライバルとして見るより早く国産化へ…gogo
・国産パワーパックは必ず成功させなければならない さもなければ大きく後悔するだろう
・戦車は陸軍戦力の核心だ、戦車一つ完全に作ることができなければ、どうして強大国の間で生き残れるのか？当然輸出の為にも必ず必要だ
・すでに注文を受けたK-9自走砲もドイツが反対して輸出できないことも起きた。自動車エンジンがドイツ産だからと自動車輸出をできなくするのと同じだ。笑わせる事なんだ
・ドイツ製の変速機を使用すると、ドイツの政策のために戦争中または紛争国家への輸出が制限される
・変速機を国産化してこそ、韓国が紛争中のインドやトルコなど他の国へ輸出活路を広げることができる
・誇らしいです。国産化して戦車の先頭走者になりましょう！
・国産化だけが生き残る道
・とても苛酷だ。 世界中どこにもない1万キロ連続運転なんて… 7700キロまで行ったのもすごいけど
・大韓民国の国防技術力により多くの投資が行われ、数多くの名品国産兵器が作られて欲しい
・失敗したからといって止まってしまえば戦争は敗北に終わる
・K2戦車は、ドイツ産エンジンの輸入問題でUAE輸出にも支障がありました。一日でも早く国産エンジンに合格して、本物の国産K2戦車を輸出をしましょう
・技術者たちに十分な待遇をしなければならない、彼らが愛国者だ
・我々の技術で独自に作れ、世界最高になるだろう
・大変でも最終的には国産化をしなければなりません、日本の様に輸出規制を受けたらどうするのですか？
