昭和45年の初刊行から50周年を迎えた令和2年版防衛白書は、分かりやすさを求めて新しい試みを取り入れている。
スマートフォンなどで読み取って約50本の動画にアクセスするQRコードを初めて各所に掲載。この1年の国防を振り返る巻頭の写真特集も大幅に増やし、視覚的な効果を追求した。
また、他国との共同訓練や国際活動、災害派遣などさまざまな現場で活躍する隊員の声を、昨年版から倍増させ約50人紹介した。
河野太郎防衛相は14日の記者会見で「なるべく国民に日本の防衛を理解していただけるように」と意図を説明。一方、掲載した隊員の声については「もうちょっと本音が出ていればよかったかな」と語った。