インドネシア・リアウ諸島州の警察は１４日までに、中国漁船で働いていたインドネシア人船員に対する虐待や人身売買に関与した疑いで、中国人船員（５０）を逮捕した。インドネシア人船員は虐待後に病死したとみられており、遺体は船内の冷凍庫で保管されていた。
警察によると、１～６月、船内でインドネシア人船員の胸や背中を殴ったり蹴ったりした疑いがある。他のインドネシア人船員らの目撃証言を得たとしている。
インドネシア当局が８日、同船を含む中国漁船２隻を、シンガポールに近いリアウ諸島州周辺の海域で拿捕し、捜査を進めていた。（共同）
