中国半導体製造大手が上場 米へ対抗、国産化に躍起

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 中国の半導体受託製造大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が16日、中国版ナスダックと呼ばれる上海証券取引所の新興企業向け株式市場「科創板」に上場した。香港市場との重複上場。調達額は約463億元(約7080億円)に上り、生産技術の向上に力を入れる。

 米国は5月、米国製の製造装置を使った華為技術(ファーウェイ)向けの半導体の輸出禁止を表明。同社は半導体の供給が断たれる可能性があり、中国政府は海外依存度が高い国内の半導体産業の国産化に躍起になっている。

 SMICは中国政府が重要視する国内企業の一つで、5月に政府系ファンドから22億5千万ドル(約2400億円)の出資を確保するなど厚い支援を受ける。上海市場での初日の取引は公開価格の3倍超で終え、投資家も熱い視線を注ぐ。(上海 共同)

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