千葉強殺5人逮捕 市原の強盗致傷事件容疑者も





容疑者5人の逮捕を受けて会見する千葉県警の大友敏浩捜査1課長(右)と渡部忠浩山武署長=16日、県警本部(長橋和之撮影)

 昨年2月に千葉県山武(さんむ)市の製材工場で実質的経営者の誉田(ほまれだ)一夫さん=当時(71)=が殺害された事件。強盗殺人と住居侵入の疑いで県警が16日に逮捕した男5人の中には、東京都内で起きたアポ電(アポイントメント電話)強盗事件で逮捕された大竹純平容疑者(27)=住所不定、無職=のほか、千葉県内で別の事件を起こし逮捕されている男も含まれている。

 他に逮捕されたのは、いずれも住所不定、無職の片岡教真(かずま)(31)、山中暁煕(あきひろ)(27)、久米田龍(24)、中野巧(24)の4容疑者。

 このうち片岡容疑者は昨年5月、複数の男と共謀して、同県市原市のアパートの一室に警察官を装って押し入り、住人の女性=当時(53)=の顔を殴るなどし、現金32万円や財布などを強奪。さらに女性の息子=当時(25)=を脅してキャッシュカードの暗証番号を聞き出して計150万円を奪い、車に監禁したとして強盗致傷や逮捕監禁などの容疑で県警市原署に今年1月に逮捕され、2月に起訴されている。

 女性は顔面打撲などの重傷、息子は唇に軽傷を負った。

 県警によると、5人には今回の事件以外の組織的なつながりがあるとみられる。5人のいずれも山武市に土地勘はなく、誉田さんを狙ったいきさつを調べている。



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