れいわ新選組は16日、総会を国会内で開き、少子高齢化対策として「命の選別」が必要だと発言した党メンバーの大西恒樹氏を除籍処分にすると決めた。山本太郎代表が記者会見で明らかにした。
国政選挙への擁立が想定された大西氏は7月上旬、インターネット上に公開した動画で「命を選別しないと駄目だ」「高齢の方から逝ってもらうしかない」と発言した。
山本氏は「発言は許されるものではない。恐怖を感じた大勢の方々に心よりおわび申し上げる」と謝罪した。支持者から対応が甘いとの批判も受けていたが、引責辞任は否定した。
会見には重い身体障害がある木村英子、舩後靖彦両参院議員が同席。木村氏は「命の選別は絶対に許してはいけない。社会全体の問題だ」と訴えた。舩後氏も「命の選別をさせない政治を実現するため、社会にも働き掛けたい」と強調した。