【日本株】日本の「エンタメ株」の中でも“最強IP”を多数保有する「任天堂」と「サンリオ」に注目!
【画像】「ハローキティ」のIPを保有するサンリオ(8136)は米州での成長が業績を牽引!万博「ミャクミャク」とのコラボも好調!くわしくはこちら!
●ゲーム機もゲームソフトも世界で売れまくる「任天堂」、
業績目標を10年前倒しで達成した「サンリオ」に注目!
日本のエンタメ産業の輸出額は2023年に5.8兆円となり、半導体産業の5.5兆円を超えた。経済産業省は、2033年までに20兆円を目指す計画を発表。エンタメ産業は、今もっとも勢いのある産業の1つと言える。
日本のエンタメ産業を支えるのは、IP(=知的財産)と呼ばれる人気キャラクターたちだ。具体的には「スーパーマリオ」や「ハローキティ」「ゴジラ」などが挙げられる。海外投資家もIPを活かすビジネスで業績を伸ばす企業には注目しており、資金の流入が活発だ。
そこで、以下では日本を代表する最強IPを保有し、好調な業績が見込まれる2銘柄を紹介しよう(※株価などのデータは7月4日時点)。
最初に紹介するのは「ポケットモンスター」「スーパーマリオ」のIPを展開する任天堂(7974)だ。
任天堂は言わずと知れたゲーム大手。「ポケットモンスター」と「スーパーマリオ」は、どちらも世界のビデオゲーム販売本数でトップ5に入るほどの人気を誇る。また、「スーパーマリオ」の映画の大ヒットで前々期は売上が大幅増。その反動で前期は減収となったが、2025年に米国でテーマパークがオープン、2026年には新作映画を予定しており、今後も期待できる。
また、新型ゲーム機Switch2は発売後4日間で350万台を突破し、同社のゲーム機で過去最高を記録。今期は1500万台の販売を見込むが、供給次第で十分に上ブレも。配信番組「Nintendo Direct」での新作ソフトの発表にも注目だ。
続いて紹介するのは「ハローキティ」のIPを保有するサンリオ(8136)だ。
サンリオは「ハローキティ」を始めとするキャラクター商品の企画・販売などを手掛ける企業。実は「ハローキティ」は、世界のIP収益ランキング(※TITLEMAX発表より・2020年)で2位にランクインするほど強力なキャラクターだ。ただし、複数キャラクター戦略で「ハローキティ」以外のキャラも育っており、直近10年で「ハローキティ」への依存度は低下している。
海外でも売上好調。国内店舗は国内客に加えてインバウンド客も取り込み、業績の伸長に貢献している。前期は「ハローキティ」が50周年を迎えた影響もあり、過去最高益となった。時価総額1兆円、営業利益500億円以上の目標を10年前倒して達成。次の10年はIPプラットフォーマーを目指す。
ザイ編集部