定食チェーンの大戸屋ホールディングス(HD)は17日、大株主のコロワイドによる株式公開買い付け(TOB)に反対する意見を20日の臨時取締役会で決議する予定だと発表した。両社は経営方針を巡って対立しており、大戸屋HDが反対姿勢を鮮明にすることで敵対的TOBに発展する。
コロワイドは10日から8月25日までの期間でTOBを実施している。最大71億円を投じ、株式保有比率を19・16%から51・32%まで高めて子会社化するとしている。
大戸屋HDの業績は新型コロナウイルスの影響で悪化している。令和2年3月期の連結最終損益は上場以来初の赤字に転落した。