宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は17日、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機を18日に打ち上げると発表した。6号機は製造が中断しており、7号機を先に打ち上げる。新型コロナウイルス感染拡大を受け、見学場を閉鎖し、無観客で行う。打ち上げの模様はインターネットで配信する。
打ち上げの時間は午前11時~午後0時20分、または午後4時5分~午後5時50分のなかで実施される予定。天候や打ち上げの準備状況によっては延期になる可能性もあるという。
ネジ専門商社のサンコーインダストリー(大阪市西区)がロケットの命名権を取得し「ねじのロケット」と命名。機体はネジをイメージしたデザインとなっている。
モモは全長約10メートル。30キログラム程度の荷物を載せられ、高度100~120キロの宇宙空間に打ち上げる能力を備えている。
モモは5回打ち上げられているが、成功は令和元年5月の1回のみ。今年6月14日に打ち上げた5号機はエンジン部品の破損で機体制御ができなくなり、失敗に終わっている。