与党、キャンセル料説明を　野党、ＧｏＴｏは当面延期

　与野党の政策責任者は１９日のＮＨＫ番組で、政府の観光支援事業「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」をめぐり議論した。東京発着の旅行を除外した対応によるキャンセル料の扱いに関し、自民党の岸田文雄政調会長は「政府は国民にしっかり説明しなければいけない」と述べた。立憲民主党の逢坂誠二政調会長は、豪雨の被災地も多いとして事業の当面延期を求めた。

　逢坂氏は「予備費で観光、交通事業者を支援すべきだ」と主張。国民民主党の泉健太政調会長もキャンセル料を負担しない政府の姿勢を「問題外だ。現場が混乱する」と批判した。

　公明党の石田祝稔政調会長は東京発着を除外する政府方針に理解を示しつつ、政府として補償などの対応を取るよう改めて要請した。