週明け20日午前の東京株式市場の日経平均株価は前週末終値を挟んで小動きで推移した。IT関連の銘柄の一角に今後の業績改善を期待する買い注文が入った。ただ新型コロナウイルスの感染者増加が重荷となり、売りも目立った。
午前10時現在は前週末終値比32円67銭高の2万2729円09銭。
新型コロナ感染拡大で外出控えや在宅勤務が広がる中、IT製品やサービスを手掛ける企業は業績の伸びが見込めるとの観測から値上がりした。前週末17日の米ハイテク株高が支えとなった。
一方、政府の観光支援事業「Go To トラベル」は東京発着旅行を除外するなど見直しを余儀なくされており、乗客の需要が伸び悩むとの懸念から航空・鉄道会社の株価が下がった。製造業を含め、景気の先行き懸念から売りに押される銘柄は多かった。