週明け20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに上昇し、前週末比8・92ドル高の2万6680・87ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感が相場を支えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は263・90ポイント高の1万0767・09と続伸し、最高値を更新した。
英オックスフォード大と英製薬大手アストラゼネカが共同開発する新型コロナのワクチン候補が初期段階の治験で、有望な結果を示したことが明らかになり、投資家心理が改善した。
ダウ平均は取引開始直後、米南部や西部で新型コロナの感染拡大を受けて、経済の先行き懸念から、下げ幅が一時、160ドルを超えた。
銘柄別では、インターネット通販のアマゾン・コムが8%近く上昇した。米ゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げたことが好感された。(共同)