人気お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきが、MBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」に出演し、若手時代に共に活躍した「よゐこ」との知られざる関係性を赤裸々に語り、大きな反響を呼んでいます。バラエティー番組全盛期を駆け抜けた彼らの間には、当初、意外な感情が渦巻いていたことが明らかになりました。
意外な告白:若手時代の「よゐこ」への複雑な感情
番組内でパンサー向井慧から「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」などで共演した「よゐこ」との関係を問われた天野ひろゆきは、「あのねえ、よゐことは最初から最悪だったですよ」と衝撃的な告白をしました。その背景には、よゐこのファッションセンスや女性人気への強いジェラシーがあったといいます。「ベストを着たりキャスケットをかぶったり、そういうのをやりたかったけど自分たちにはできなかった。だから本当に嫌いだった」と当時の複雑な心境を吐露。ナインティナインやキャイ~ンと比較しても、よゐこが圧倒的に女性人気が高かったと振り返り、自分たちの不人気ぶりに忸怩たる思いがあったことを明かしました。
キャイ~ン天野ひろゆきが若手時代を振り返る
当時の「よゐこ」像と知られざる本音
天野は当時のよゐこが「特に尖っていた」とも証言しています。彼らは番組にゲスト出演してもあまり多くを語らず、キャイ~ンとは真逆のタイプに見えたそうです。この「尖った」印象も、天野のライバル心を刺激する一因となりました。しかし後になって、よゐこの二人は単に「緊張していただけだった」と知り、苦笑いを浮かべたといいます。見た目の印象とは裏腹の、若手ならではの繊細な一面が垣間見えます。
共通の趣味が繋いだ深い友情
当初のライバル感情とは裏腹に、時間と共にキャイ~ンとよゐこの関係は変化していきました。キャイ~ンのウド鈴木とよゐこの濱口優は「知的レベルが近いから」という理由で壁がなくなり、親交を深めていったそうです。さらに、天野ひろゆきとよゐこの有野晋哉も、意外な「ドラえもん好き」という共通項を通じて一気に距離が縮まったと語っています。互いの個性を認め合い、共通の話題を見つけることで、ライバルはかけがえのない友へと変わっていきました。
ライバル心からの成長と今日の絆
天野ひろゆきは、自身のコンビでの役割についても言及し、ウド鈴木と比較して自身のキャラが弱いという自覚があったからこそ、周囲に負けたくないという強いライバル心を抱いていたと明かしました。しかし、そうした初期の「ライバル心もすぐに消えたね」と笑いながら語る天野の言葉からは、多くの経験を経て達観した芸人としての成熟が感じられます。若手時代の激しい競争が、彼らの個性と絆を深め、今日のお笑い界を支える基盤となったと言えるでしょう。
参考資料
- MBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」
- Yahoo!ニュース(スポニチアネックス) 2025年8月26日配信記事