【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は20日、新型コロナウイルスの感染防止に関して、「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が取れない場合、マスクをするのは愛国的だ」とツイッターに投稿した。マスクを着けた自身の写真とともに「自分より愛国的な者はいない」とも強調した。
トランプ氏は、「目に見えない『中国ウイルス』を打破するために一致団結している」とも主張した。
米国では、医療現場などを除き、日常生活でマスクを着用する習慣がなかったことから着用の是非が全米各地で議論になっている。 米疾病対策センター(CDC)は4月からマスク着用を国民に勧告してきたが、マスク嫌いとされてきたトランプ氏はかたくなに拒否。7月11日に医療施設を訪問した際、初めて公の場でマスク姿を見せた。
米国では南部や西部で感染拡大が続いており、トランプ氏も方針転換を余儀なくされた格好だ。