みかじめ料要求繰り返す 稲川会系組員に再発防止命令


 性風俗店の従業員にみかじめ料の要求を繰り返したとして、神奈川県公安委員会は21日、指定暴力団稲川会系組員の男(37)=川崎市川崎区本町=に対し、暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。

 同県警暴力団対策課によると、男は昨年9月、同区内の性風俗店の従業員に「俺にも立場ってもんがあるからな」などと言い、みかじめ料を要求したとして、11月に県警川崎署長から中止命令を受けた。その後、今年4月にも区内の別の性風俗店従業員に「とりあえず今月お願いします」などと言い、同様にみかじめ料を要求したとして、5月に同署長から2回目の中止命令を受けた。

 県公安委は、男が今後、さらに類似の行為を行う恐れがあるとして、再発防止命令を出した。命令に反して1年以内に類似の行為を行うと、再発防止命令違反の容疑で逮捕される。



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