安倍晋三首相が夏のお盆期間に合わせた毎年恒例の地元・山口県への帰省を今年は見送ることが22日、分かった。複数の関係者が明らかにした。新型コロナウイルスの感染者が再び東京都内を中心に増加しつつあることなどを踏まえて判断したとみられる。
首相は例年、お盆期間に同県長門市で父の安倍晋太郎元外相の墓参りなどを行っている。関係者によると、今年は8月12日ごろに地元入りすることが一時検討されていた。
平成24年12月の第2次安倍内閣発足以降、首相が夏の地元入りを見送るのは今回が初めて。政界関係者の間では今年夏以降の衆院解散・総選挙の可能性が取り沙汰されており、臆測を呼びそうだ。