昨年7月期に放送した深田恭子(37)主演の「ルパンの娘」(木曜後10・0)の続編が、タイトルそのままで10月スタートの木曜劇場で放送されることが23日、制作するフジテレビから発表された。
深田は「前作の終盤に、現場では“続編があったらいいね”と話していたので、それが現実となった驚きと喜び、何よりみなさんと再会できるうれしさでいっぱい」と興奮の面持ち。そして、熱い気持ちをこう口にした。
「こんなに大好きなドラマに再び出演させていただけて本当に幸せ。お芝居はもちろん、歌ったりするミュージカル調のシーンは楽曲もすてきだったのでまた楽しみ。今回は事実婚ではあるが結婚しているので、前回とは違った純愛の形をお届けできたらいいなと思う。新たな要素もたくさん加わって“Lの一族”が帰ってまいります」
原作は2015年8月に発表され、ロングセラーとなっている横関大氏の同名小説。前作は、代々泥棒一家である“Lの一族”(Lは大泥棒・ルパンの頭文字)の娘・三雲華(深田)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)との決して許されない恋愛を描いたラブコメディー。華の家族に渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、麿赤兒、和馬の家族に藤岡弘、、信太昌之、マルシアと個性的な面々がそろい、引き続き出演する。
同局の稲葉直人プロデューサーは「続編を作らせていただけると聞いたときは正直驚いた。後半伸び続けた平均視聴率は最終回9・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大台に届かず、Twitterも世界2位と“あと、ちょっとだったのに”と勝手に落ち込んでいた。そうしたらリアルタイムよりも録画視聴の方が多かったり、配信でとても多くの人に見ていただいたり…」と振り返り、感謝の気持ちと共に「閉塞感漂う今の生活に一服の清涼剤となるよう突き抜けたコメディーを全力で作りたい」と決意も新た。当時、配信での見逃し視聴は初回放送後から1週間で124万回再生を記録するなど同局ドラマの記録を更新した。