「カメ止め」輩出プロジェクトの最新作「河童の女」人材育成に還元

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新型コロナ対策で、アクリル板越しに取材に答えるENBUゼミナールの市橋浩治代表=東京都品川区
新型コロナ対策で、アクリル板越しに取材に答えるENBUゼミナールの市橋浩治代表=東京都品川区
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 公開中の「河童(かっぱ)の女」は、「カメラを止めるな!」を世に出した俳優・監督養成スクールの体験講座発の最新作だ。「カメラ-」の大ヒットの恩恵で製作費はアップしたが、監督の作りたいものを作るという基本方針は変わらない。映画のプロデューサーも務めるスクールの市橋浩治代表(56)に話を聞いた。(石井健)

 この養成スクールは東京都品川区にある「ENBU(エンブ)ゼミナール」。市橋代表は人材サービス大手の営業マンだったが、専門学校などの生徒募集広告を作るうち自ら人を育てたくなった。知人にENBUを紹介され、21年から代表を務めている。

 「監督も俳優も卒業生が大勢いるが、デビューのきっかけをつかめないでいる。映画を撮って映画館で見てもらうことで、そのきっかけにしよう」

 そう考えた市橋代表が23年から始めたのが映画製作のワークショップ(体験講座)「シネマプロジェクト」だ。選抜試験で選ばれた俳優志望者が、講師の映画監督とともに映画を製作。これをミニシアターを中心に一般公開するのだ。

 監督は講師としての適性を見極めた上で、市橋代表が自ら映画祭などでスカウトする。受講生は受講料を支払う。

 「愛がなんだ」などの今泉力哉監督(39)は、プロジェクトの2回目と6回目に参加。7回目に登場した上田慎一郎監督(36)の「カメラ-」は350館以上で公開され、興行収入は30億円を超える大ヒットとなった。

 「想定外。さまざまな要因が重なり、多くの方の協力があったからなしえた」

 その「カメラ-」の製作、共同配給で得た大きな収入を人材育成に還元しようと市橋代表は、9回目となる講座で作る映画の製作費を従来の4倍とした。

 監督についてはスクールの卒業生のコンペとし、集まった40作品の中から51歳の異色の新人、辻野正樹監督による「河童の女」を選んだ。俳優志望者たちの受講料は免除した。

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