Snow Man冠番組に「パクり疑惑」浮上 SixTONES『GOスト』に高評価で“逆転現象”か

2025年8月15日放送の9人組アイドルグループSnow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系、以下『それスノ』)に「パクり疑惑」が浮上し、ファンの間で物議を醸しています。この状況の中、Snow ManのライバルとされるグループSixTONESの番組が視聴者から高い支持を得ていると報じられ、エンターテインメント業界における両グループの評価に変化が生じる可能性が指摘されています。

『それスノ』新企画に浮上した「パクり疑惑」の詳細

問題となったのは、『それスノ』の新企画「それアドリブでやらせて下さい」です。この企画では、Snow Manのメンバー全員が学園ドラマの不良生徒に扮して演技し、台本にないアドリブパートで即興トークを披露するという内容でした。しかし、放送直後からSNS上では、2022年からNetflixで配信されている千鳥がメインMCを務めるバラエティ番組『トークサバイバー!』との類似性が指摘されました。
『トークサバイバー!』は、出演者がドラマと並行して与えられたお題に沿ったトークを展開する形式であり、今回の『それスノ』の企画と構成が酷似していると感じる視聴者が多かったようです。番組終了後には、『トークサバイバー!』の演出・プロデューサーである元テレビ東京局員の佐久間宣行氏が自身のX(旧Twitter)に「マジかよw」と投稿。この意味深なコメントも加わり、SNSでは「パクリはアウトでしょ」といった『それスノ』への厳しい声が相次ぎ、大きな議論を呼びました。

『それSnow Manにやらせて下さい』新企画「それアドリブでやらせて下さい」で不良生徒に扮するSnow Manメンバー『それSnow Manにやらせて下さい』新企画「それアドリブでやらせて下さい」で不良生徒に扮するSnow Manメンバー

SixTONES『GOスト』の高評価とファンからの支持

Snow Manの冠番組が「パクり疑惑」で揺れる一方で、SNSではSixTONESの冠バラエティ番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系、以下『GOスト』)と比較する声が目立ちました。「『GOスト』が出てきてから本当に『それスノ』がおもんない(面白くない)とより思うようになった」「『GOスト』は企画力があって面白い」といった意見が多く見受けられ、『GOスト』がSixTONESファンだけでなく一般視聴者からも支持を得ている状況がうかがえます。

SixTONESがMCを務める『GOスト』は、2025年4月から日曜日の午後9時というゴールデンタイムに放送されています。この番組の企画は、毎回様々なゲストを招き、ご褒美グルメをかけてゲームを行うというものです。特に、身の回りにあるものが指定された空間に入るか否かを見極める「サイズの晩餐」や、全員で作った円陣の中に高速で落下するものを当てて動体視力を競う「動体球児」など、視聴者も一緒に考え楽しめるような独創的な企画がSNSで高い評価を受けています。2020年に同時デビューし、「ライバル」と見られることも多いSnow ManとSixTONESですが、今回の件を受け、SixTONESの番組に軍配を上げる声が増加しています。

『それスノ』過去にも指摘された「企画の類似性」

『それスノ』は2021年にレギュラー放送が開始され、2023年からは金曜日の午後8時に放送されています。放送開始から4年が経過しますが、これまでにも企画内容の類似性が指摘されることがありました。例えば、Snow Manとゲストが人気楽曲の振り付けの一部を3分間で覚える「ダンスノ完コピレボリューション」は、7人組アイドルグループWEST.のバラエティ番組『DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった』(TBS系)の「1ミニッツカバーダンス」と似ていると話題になりました。

また、Snow Manがテーマに合わせて自分でファッションコーディネートを行う「東京それスノコレクション」も、嵐のバラエティ番組『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)の「マネキンファイブ」とそっくりであると指摘されるなど、『それスノ』のスタッフが考案する企画のオリジナリティの欠如が度々議論の対象となっていました。

一方で、SixTONESの番組は、身近なテーマを扱いながらも工夫を凝らしたスタッフの企画力が特に高く評価されています。Snow Manの方が早く冠番組をスタートさせましたが、現在ではSixTONESの番組を支持するファンが増加しており、両グループの番組に対する評価が逆転しつつあるという見方が強まっています。

9人組アイドルグループSnow Manの集合写真9人組アイドルグループSnow Manの集合写真

まとめ

今回の『それSnow Manにやらせて下さい』における「パクり疑惑」は、番組のオリジナリティと企画力に対する懸念を改めて浮き彫りにしました。これまでの類似企画の指摘も含め、番組制作陣には視聴者の期待に応えるための新たな発想が求められています。対照的に、SixTONESの『Golden SixTONES』は、その独創的な企画で高い評価を獲得し、ファン層を拡大しています。今後、『それスノ』がこの状況を打開し、再び視聴者の信頼と関心を取り戻すためには、Snow Manメンバー自身が番組スタッフに新たな企画を積極的に提案するなど、根本的な変革が必要となるでしょう。


参考文献: