菅長官「米中の安定は国際社会に極めて重要」





 記者会見する菅官房長官=27日午前、首相官邸

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は27日午前の記者会見で、米国と中国の対立激化について「現在新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で国際協調の重要性は高まっている。世界第1、第2の経済大国である米中両国の関係の安定は国際社会にとって極めて重要だ」と述べた。

 米中対立は、新型コロナウイルスの対応や香港情勢に端を発し、米国が南部テキサス州ヒューストンにある中国総領事館、中国が四川省成都の米国総領事館の閉鎖をそれぞれ要求するなど、次第にエスカレートしている。菅氏は「第三国の措置についてはコメントを控えたい」としつつ、「米中間の総領事館閉鎖の動きは状況を注視している」と語った。

 また「わが国としては同盟国の米国との強固な信頼関係のもとにさまざまな協力を進めながら、中国とも意思疎通を図っていく考えに変わりはない」とも強調した。



Source link