12月29日、秋篠宮ご夫妻の次女である佳子さまが31歳のお誕生日を迎えられました。この一年間、佳子さまは成年皇族としてさまざまな公務に精力的に取り組まれ、その存在感をいっそう強めてこられました。国内各地への訪問から、遠くブラジルへの公式訪問に至るまで、そのご活動は多岐にわたり、国民の注目を集めています。本稿では、佳子さまがこの一年で経験された公務でのご活躍、国際親善の舞台裏、そして予期せぬ試練について振り返ります。
赤坂御用地でのお誕生日を迎えられた佳子さま(宮内庁提供)
公務に励む一年:「佳子さま売れ」とファッションへの注目
佳子さまは、この一年で地方でのご公務を数多くこなされました。4月の石川県ご訪問を皮切りに、岐阜県、広島県、鳥取県、京都府など、各地を訪れて国民との交流を深められました。特に、日本工芸会の総裁をお務めであることから、訪問先の伝統工芸品を取り入れた“ご当地アクセサリー”を身につけられることが多く、その影響力は計り知れません。
例えば、5月に岐阜を訪問された際に着用された「七窯社」の美濃焼イヤリングは、佳子さまのご着用直後に販売店で前年1年間の5倍もの注文が殺到しました。また、広島で身につけられたイヤリングの販売元も、「今までない、注文数でしたので驚いています」とSNSで明かすなど、「佳子さま売れ」と呼ばれる現象が何度も発生し、伝統工芸の振興に大きく貢献されました。
アクセサリーだけでなく、公務での華やかなお召し物も常に注目を集めました。8月の大阪・関西万博ご視察時には、クラシカルなドットワンピースをお召しになり、その模様が公式キャラクターの「ミャクミャク」を想起させると話題になりました。また、日本との外交関係樹立130周年の節目を迎えたブラジル公式訪問の際には、大胆にカメリアが描かれた「Viaggio Blu(ビアッジョブルー)」のワンピースをお召しになり、この約6万円の商品も問い合わせが殺到し完売、追加生産が決定するほどの人気ぶりでした。
国際親善の舞台裏:ブラジル公式訪問と予期せぬトラブル
4度目の外国公式訪問となったブラジルでは、記念式典に臨まれた佳子さまが「日本とブラジルの人々がこれからも交流を進め、寄り添い合う未来を思い描いております。大切な友人、アミーゴとして」とポルトガル語も交えたお言葉を述べられ、両国の友好関係深化に寄与されました。しかし、この華々しい国際親善の裏で、予期せぬトラブルも発生しました。
ブラジル国内をエコノミークラスでご移動中に、お休みになられていた佳子さまの寝顔が乗客に盗撮され、SNSで拡散されてしまう事態が起こったのです。宮内庁は即座にSNS運営会社に問い合わせを行いましたが、削除を含む対応は困難であるとの回答があったと公表しました。この問題は、当時の黒田武一郎宮内庁次長が「再発をどう防ぐか検討しなければいけない」と問題視し、11月には秋篠宮さまもお誕生日の記者会見で本件に言及されるほどの騒動となり、大きな波紋を広げました。
試練を乗り越え、未来へ
地方公務での国民との温かい交流、国際親善の舞台でのご活躍、そしてプライベートな空間における試練。佳子さまはこの一年で、さまざまな経験をされながら、成年皇族としての職務を全うされてきました。これまでのご奮闘を乗り越え、より一層輝きを増していく佳子さまの2026年以降のご活躍に、国民は大きな期待を寄せています。
参考文献:
- Yahoo!ニュース (Jisin). (2025年12月29日). 佳子さま31歳のお誕生日 公務、国際親善と試練の一年. https://news.yahoo.co.jp/articles/36a40557bba66e5750d014ff51a5d488be043b45





