共産党の小池晃書記局長は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大や豪雨災害などを踏まえ、安倍晋三首相に臨時国会を開いて説明責任を果たすよう求めた。「山のように国会で議論すべき問題があるときに国会を閉じていることは許されない」と述べた。
小池氏は、首相が通常国会の閉会翌日の6月18日を最後に記者会見を開いていないとして、「(会見で)『引き続き国民に対する説明責任を果たす』と言いながら、その後まともに国民に説明した形跡はない」と非難した。そのうえで「会見で説明できないなら国会に出てきてもらい、われわれが問いただすしかない。国会を開きたくないというのであればお辞めいただくしかない」と迫った。
小池氏は、政府が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の配備計画を断念したことや、河井克行前法相と妻の案里参院議員が公選法違反(買収)で起訴された事件なども追及する姿勢を示した。