公明党の山口那津男代表は28日の記者会見で、韓国北東部の江原道(カンウォンド)平昌(ピョンチャン)にある「韓国自生植物園」が慰安婦像にひざまずき謝罪する安倍晋三首相を模した像を園内に設置したことを批判した。設置の経緯は「詳細には存じ上げない」としながらも「(問題の収束とは)逆の方向で荒立てていくことを遺憾に思う」と述べた。
山口氏は、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した平成27年末の日韓合意を念頭に、「それを覆すような動きが韓国側で起きている」と指摘。「問題解決にあたった双方の努力をよく受け止め、問題の収束に努力する必要がある」と強調した。