「ミルクボーイ」殺害予告で男に懲役1年6月求刑





ミルクボーイの駒場孝さん(左)と内海崇さん 

 人気お笑いコンビ「ミルクボーイ」の駒場孝さん(34)のSNSに「返信しろ」「殺すぞ」などと投稿したとして、強要未遂罪に問われた東京都大田区、無職、川本豪被告(35)の初公判が30日、大阪地裁(松本圭史裁判官)で開かれ、被告は「間違っていません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。

 起訴状などによると、川本被告は2月下旬~4月中旬、中学時代の剣道部の後輩である駒場さんのインスタグラムに「死ね」「殺すぞ」などと本人や周囲に危害を加えるメッセージを複数回送り、返信を要求しようとしたとしている。

 ミルクボーイは若手漫才日本一を決める昨年12月の漫才コンテスト「M-1グランプリ」で優勝した。検察側によると、被告は中学卒業後、駒場さんとは一度も連絡をとっていなかったが、M-1制覇を知りインスタで祝福のメッセージを送信。一度返信があったが、その後は「会いたい」「連絡をとりたい」などのメッセージ送信に反応がないことに「裏切られた」と一方的に感じ、犯行に及んだと指摘した。被告は駒場さんに成りすまし、他の芸人にメッセージを送るなどもしていたという。

 弁護側は、被告が昨年末に職場を解雇されるなど精神的に追い込まれていたと主張、執行猶予付きの判決を求めた。被告人質問で被告は「駒場さんの活躍を知り、最初はうれしかった。自分勝手なことをしてしまった」と述べた。



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