飼い猫を捜すふりをして住宅を訪れ、留守を確認する手口で空き巣を繰り返したとして、埼玉県警は31日、窃盗などの疑いで、同県春日部市の無職、松村滉容疑者(24)=窃盗罪などで公判中=ら男2人を追送検した。埼玉、千葉、群馬の3県で起訴分を含め計54件、総額約1800万円の被害を裏付け、捜査を終えたとしている。
追送検容疑は昨年11月~今年2月、埼玉県深谷市などの住宅で現金や貴金属を盗んだとしている。県警によると、容疑を認めている。
2人は住宅街を回って不要品を買い取る仕事をしていたが、松村容疑者が「盗んだ方が金になる」と提案したという。「茶色い猫を知らないか」と尋ね回る不審者がいるとの情報提供が相次ぎ、県警は、防犯カメラの映像解析や被害品が売却された質店への捜査で、容疑者を特定した。