「ALSは業病」投稿謝罪 石原慎太郎氏、ツイッター





石原慎太郎氏

 京都のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の嘱託殺人事件を巡り、元東京都知事の石原慎太郎氏(87)が自身の公式ツイッターに「業病のALS」と投稿していたことが分かった。業病は「前世での悪事の報いでかかると考えられていた難病」(広辞苑)との意味で、批判が殺到。石原氏は31日、ツイッターで謝罪した。

 石原氏は7月27日、「業病のALSに侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性が尊厳死を願って相談した二人の医師が薬を与え手助けした事で『殺害』容疑で起訴された」などと投稿した。

 31日になって「ALSを難病とせず業病と記したのは偏見によるものでは決してなく、作家ながら私の不明の至りで誤解を生じた方々に謝罪いたします」と書き込んだ。

 京都府警は7月23日に嘱託殺人の疑いで医師2人を逮捕しており、「殺人容疑で起訴」とする記載も不正確だった。31日の投稿では「先に難病のALS患者の死を幇助した医師たちの行為を『殺害』容疑で逮捕した警察への批判の際」と表記し、事実上訂正した。



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