3日に岩手県矢巾町内で男性が軽乗用車にはねられる事故があり、岩手県警紫波署は12日、男性の死亡が確認されたと発表した。
発表によると、死亡したのは同町西徳田、無職中野昭二さん(72)。中野さんは3日午後6時55分頃、自宅近くの県道を徒歩で横断中、紫波町高水寺、団体職員(24)の軽乗用車にはねられたが、実況見分の後に徒歩で帰宅していた。その後連絡が取れなくなり、9日に別の場所に住む家族と同署員が自宅を訪れ、玄関で亡くなっているのを発見した。司法解剖の結果、3日頃に死亡したとみられ、死因は事故で生じた肺挫傷による出血性ショックだった。
同署によると、3日の実況見分の際、中野さんは体の異常を訴えず、会話もできていた。同署は「現場の状況から、これ以上の対応はできなかった」としている。