勤務中、同僚に大量の唐辛子を入れたカップラーメンや期限切れの乾パンを食べるよう強要するなどのハラスメント行為を繰り返したとして、仲多度南部消防組合消防本部(香川県琴平町)は16日、20~40歳代の消防隊員6人を懲戒処分にした。
発表によると、停職3か月が1人、減給10分の1(1~3か月)が3人、戒告が2人。上司6人についても管理責任を問い、厳重注意などの処分を行った。
隊員6人は昨年11月以降、20歳代の男性隊員に対し、夜食のカップラーメンに大量の唐辛子を入れて食べさせたり、非番の日にジュースやアイスを買いに行かせたりした。仕事でミスをした際に土下座させたこともある。7月に匿名の通報で発覚。6人は「(男性隊員が)失敗を繰り返し、イライラしてやった」などと話しているという。
宮下春夫消防長は「住民の生命、身体を守るべき使命のある消防職員として、決して許されることではない」と謝罪した。