外国為替証拠金取引(FX)を装い、現金約130万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課は19日、詐欺容疑で職業不詳の庭瀬翔太容疑者(28)=大阪市福島区鷺洲=ら男女6人を逮捕した。
同課は認否を明らかにしていない。
同課によると、庭瀬容疑者がグループのリーダーとみられ、690人以上から2億円以上を集金したとする資料が見つかったほか、グループが管理する金融機関の口座には約4億7000万円の入金が確認されており、同課が詳しく調べている。
逮捕容疑は4~5月、岐阜県の30代男性に投資仲介業者を装って電話をかけ、「FXの自動売買システムのモニターに当選した。証拠金を預けてください。必ずもうかる」などとうその説明をして、現金計約130万円を振り込ませてだまし取った疑い。
同課によると、庭瀬容疑者らは大阪市内にある複数のビルを拠点に活動。電話で勧誘後、メールで口座を指定して入金させていたが、実際にはFX取引はしていなかった。