鳥取県立高の教員が部活動の遠征の際、公務とみなされていない他校との練習試合で車に生徒を乗せて移動したなどとして、県教育委員会が内部規定に照らし、200件以上の違反を確認したことが20日、関係者への取材で分かった。このほか、公務扱いの大会で許可なく車に乗せるなどした違反例も約50件確認。「公務外」と合わせ、計80人超の教員を訓告や口頭注意の処分にした。21日に公表する。
80人超のほとんどが県教委の聴取に「生徒の負担を軽くするためだった」「公共交通の便が悪かった」と説明。一部からは「内規が部活動の実情に合っていない」と疑問視する声もあり、議論となりそうだ。