富山県知事選、新人の新田八朗氏が当選…51年ぶり保守分裂選挙を制す


富山県知事選、新人の新田八朗氏が当選…51年ぶり保守分裂選挙を制す

 富山県知事選は25日、投開票が行われ、新人の日本海ガス(富山市)前社長の新田八朗氏(62)(無)が、5選を目指した現職の石井隆一氏(74)(無)ら2人を破り、初当選した。投票率は60・67%(前回2016年は35・34%)だった。

 新田氏は、自民党県議の一部や森雅志・富山市長、実姉で前北海道知事の高橋はるみ参院議員らの支援を受け、同知事選では51年ぶりの保守分裂選挙を制した。選挙戦では、企業経営の感覚を県政に生かすと訴えた。

 自民、公明、国民民主の県組織が推薦した石井氏は、4期16年の実績と元総務官僚の行政手腕をアピールしたが、及ばなかった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた県内経済の立て直しや、現職の5選の是非などが争点となった。



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