立憲民主党の蓮舫代表代行は25日、横浜市内で街頭演説に立ち、同市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について「なぜ、カジノが国の成長戦略の柱なのか。横浜にカジノを誘致することは絶対にさせてはいけない」と訴えた。
横浜IR誘致・神奈川とカジノ考:特集
市内では誘致の賛否を問う住民投票を実施するための署名集めが続く。蓮舫氏は「カジノを止めることができるのは市民の1票。政治は権力者が決めるのではなく、皆さんが決めるものだ」と語り、署名への協力を呼び掛けた。
日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題にも言及。蓮舫氏は「学問の自由が踏みにじられようとしている。なぜ拒否したのか、(菅義偉首相は)説明もしないで逃げようとしている」と批判。「神奈川選出かもしれないが、間違っていることを間違っていると言うのが政治ではないか」と訴えた。
演説には次期衆院選の県内小選挙区の公認候補予定者らも参加した。