
26日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜・前8時)では、出版されたばかりの菅義偉首相(71)の著書「政治家の覚悟」(文藝春秋刊)の改訂版から公文書関連の記述が削除された問題を取り上げた。
コメンテーターで出演の元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)は「まず出版の常識からはあり得ないです」と、まずバッサリ。
「本を出す時、新しく改訂版を出す時には著作権者に確認が入りますよ。何もせずに文藝春秋の方が勝手にやったというのは出版社としてどうなのか。法的には著作権を全部、出版社の方に移すってやり方もあるんです。その時にも著作者人格権っていうのがあって、譲るものではない」と説明した橋下氏。
「出版社が自分の判断で菅さんの意向に関係なく、もし、こんな本出したら、業界から『文藝春秋は何やっているんだ』って言われますよ。普通は1行直すのだって必ず確認が入ります」と続け、「絶対に(こう直しますと菅首相に)言っているはず。もし、本当に文春が『自分たちの判断で割愛しました』なんて言ったら、文春から本を出すのをやめようかってなりますよ。そんないい加減な出版社なの?って。最悪の出版社ですよ」と声を荒らげていた。