兵庫県姫路市の全寮制の私立自由ケ丘高が本年度で休校し、来年4月から在校生84人全員を津市の系列校に転校させる方針を固めたことが26日、運営する学校法人への取材で分かった。新型コロナウイルスの影響で見学会への参加者が激減するなど、今年の入学者が定員を大幅に下回ったことが要因。既に新入生の募集を停止した。私立校の経営は各地で打撃を受けており、専門家は影響の広がりを懸念している。
自由ケ丘高は津市の学校法人「日生学園」が運営する全寮制の男子校。約10年前から続いた赤字経営にコロナが直撃。人件費の面から教員の確保も難しく全寮制教育を維持できず、休校を決断した。