福島汚染水放流不安の中…韓国、海水放射能物質迅速分析法開発


独自開発した自動核種分離装置を活用して放射性ストロンチウムを10倍速く分析できる。[写真 韓国原子力研究院]
独自開発した自動核種分離装置を活用して放射性ストロンチウムを10倍速く分析できる。[写真 韓国原子力研究院]

日本の放射能汚染水放流計画への不安感が大きくなる中で、韓国原子力研究院が汚染状況を迅速・正確に監視できる技術を開発した。

韓国原子力研究院は27日、自動核種分離装置を利用して海水中の放射性ストロンチウム90を10倍速く分析できる技術を作ったと明らかにした。ストロンチウム90は原子炉で生成される代表的な放射性物質で、これを通じて放射性汚染水の行方を間接的に確認できる。

今回原子力研原子力環境室が開発した「迅速分析法」は2日あれば自動でイットリウム90を分離し間接的にストロンチウム90の量を測定できる。原子力研によると、放射性汚染水が海に放出され海流に乗って移動する時期は事故発生後数日から数カ月過ぎた後である場合が大部分だ。標本採取後の分析にかかる時間をどれだけ減らすかが重要だ。

研究を指揮した原子力研のキム・ヒョンチョル博士は「迅速分析法は速く正確な上に核種を吸着する樹脂によって他の核種を測定できる汎用性を持っている。現場で簡単に活用できるよう分析方法を手続き化する予定」と明らかにした。



Source link