米宇宙軍ナンバー2、新型コロナ陽性 リモート勤務に移行

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米宇宙軍ナンバー2の作戦副部長が新型コロナ検査で陽性反応を示したという/Staff/AFP/Getty Images

米宇宙軍ナンバー2の作戦副部長が新型コロナ検査で陽性反応を示したという/Staff/AFP/Getty Images

(CNN) 米空軍は28日、宇宙軍ナンバー2のデービッド・トンプソン作戦副部長が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたことを明らかにした。

空軍の声明によると、トンプソン大将は家族が陽性と判定されたのを知り、自身も28日に検査を受けた。現在は新型コロナに関する軍の規定に従って自主隔離を行い、自宅からリモート勤務しているという。

宇宙軍は昨年新たに設立された軍種で、組織構成としては空軍省の管轄下に入る。国防総省によると、その任務は「ミサイル警戒や宇宙状況把握、測位・航法・時刻参照(PNT)、通信、宇宙空間での電子戦」に当たる部隊の訓練、装備、維持となる。

国防総省で感染が確認された当局者はトンプソン氏が初めてではない。今月初めには、米沿岸警備隊のチャールズ・レイ副司令官が検査で陽性と判定され、マーク・ミリー統合参謀本部議長ら幹部数人が自主隔離する事態になった。

新型コロナの流行開始以来、米軍では複数回にわたって集団感染が発生し、そのたびに国防総省が対応に苦慮してきた。CNNは今月、空母「セオドア・ルーズベルト」で再び感染者が出たと報道。同空母では今年前半にも集団感染が起き、艦長の解任と海軍長官代行の辞任につながった。

また3月には、国防総省は感染拡大を抑えるため、軍要員および軍施設に居住ないし勤務する文民職員の移動を禁止していた。

国防総省のデータによると、同省では28日午前の時点で8万1288人が新型コロナに感染、105人が死亡している。この数字には軍人のほか文民、扶養家族、請負業者が含まれる。

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